(この記事は前日から先に読まれた方が良いかもしれません)
今日はいよいよ善光寺参りです。とはいっても、松本から善光寺のある長野市までは結構な距離がありますので、7時半にはホテルを後にしました。全然関係ないですけど、ビジホのくせに朝食のみそ汁がすごく美味かったです。さすがは信州みその産地。
さて今回の旅は、全てのルートをカーナビの指示に任せてあります。搭載されていたのはパナソニックの古〜いポータブルナビ。ランドマークに「さくら銀行」とか「三菱石油」が平気で載っている年代物です。それでも土地勘のない私が考えるよりはずっとまともなルートを選択してくれるはずなので任せていたわけですが、松本からちょっと北に行ったところで妙なことを言い出しました。私はてっきり国道19号をひたすら北上するルートだと思っていたのですが、途中で403号に入れと言い出すんです。分岐でも周りの車は皆19号に進むので、ちょっとおかし〜なぁ〜?とは思ったのですが、素直に従って進んでみました。しばらく進むと、「大崩」という物騒な地名が。一抹の不安を抱きつつさらに進むと、だんだん道が細くなっていきます。ついにはセンターラインが消えました。むむっ、これはもしかしてプチ県道会コースか?(注:県道会というのは、その昔あった「険道な県道を走行して楽しむ」という伝説のサイトです)と、この辺まではまだ気楽でした。さらに道を行くと、リアル県道会が待ち受けていたのです。
・路肩決壊
・土砂崩れ
・増水
もう県道会お約束のコンボです。っていうか、ホントにこれ国道ですか?(注:県道会ではこのような国道を「酷道」と呼びます)明らかに犀川沿いの19号を行った方が楽だったと思うんですけど…。少なくとも崩落した路肩や崖に遭遇することはなかったはずです。しかも、わざわざ選んでいったならともかく、ナビの指示通りに走って酷道にお目にかかれるとは。あなどれません、パナのナビ。あいにく、前も後ろも車が詰まっていたので写真を撮れなかったのが残念です。まあ、面白かったからいいんですけど(笑)。
かくして、本当に文字通り「紆余曲折」を経て3時間ほどで長野市街地に到着しました。

やっとの思いで善光寺です。まずは無事にたどり着けたことを本気で仏様に感謝(笑)。

こちらが本堂です。もちろん、戒壇巡りも体験してきました。いやぁ、ホントに真っ暗闇なんですね。いろいろ考えさせられるものがあります。

上の仁王門と本堂の間にある山門は修復工事中です。ちょうど行程の半分くらいが終了したところでしょうか。完成の暁には改めて見に来たいものです。
お次は、経蔵です。この中には輪蔵という巨大な独楽のようなデバイスが収められており、これをグルグル回すと一切経のすべてを読んだと同じ功徳が得られるというハイテクシステムです。
さらに、資料館となっている日本忠霊殿を見学してきたところで、奇怪なものを発見しました。
!?
う、うしが・・・
もちろんリアル生牛ではありません。つくりものです。ですが、ちゃんと名前が付いてます。
善子さん
光子さん
ようするにつまり、
ふたりあわせて善光寺 君と僕とで善光寺
というわけです。
発想が実にヤンマーディーゼルです。
そもそも「牛に引かれて善光寺詣り」の牛は乳牛じゃないと思ったんですが…。
そんな感じで、国宝や重文や牛をひと通り見て終了。日付が変わる前に東京に帰り着くのが目標なのでもう撤収です。
帰り道はひたすら国道18号を東に進むルート。さすがにこのくらいは怪しいナビでも大丈夫だろう…と思っていたのですが、結果的にこれが大間違いでした。
序盤は小規模な渋滞はありつつも概ね順調に進んでいたものの、軽井沢エリアに入ったあたりから小雨がぱらつき始めます。名実共に雲行きが怪しくなって参りました。素直な柚木屋はここでもナビに従って進んだのですが、なぜか途中でバイパスを逸れ旧道に。不審に思いつつも走らせると、画面には「碓氷峠」の文字が。走り屋の方々がキュルキュルいってることで有名な難関・碓氷峠です。なぜナビの指示通りに進んでいてこんなところに…。後で調べてわかったのですが、この碓氷峠の南側を走っている比較的穏やかな道の碓氷バイパスは、2001年まで有料道路だったのだそうです。つまり、それ以前に作られてデータ更新もされてないこのナビはバイパスを有料道路と認識して、こちらの旧道に案内してしまったわけですね。まあ、基本的にナビがポンコツなのが原因ではありますが、「高速以外の全ての道は無料である」という意識が根強く残っている北海道人(特に道南の人間)は、たまにこういうことをやらかします。
そんなわけで、図らずもこの日2度目の峠攻めです(別に攻めちゃいないんですが)。しかし、この日の碓氷峠は、悪天候も手伝って深い霧に覆われていて、フォグランプなしの車で走るのは実に厄介です。そこにちょうど良いタイミングでアルテッツァが現れたので、コイツの後ろに付いていくことにしました。案外遅いアルテッツァだったので普通に追撃できたのは幸いでしたね。峠が続いていたのでブレーキをセーブするためにエンジンブレーキばっかり使っていたら、後ろのハリアーに追突されそうになったりとか、いろいろありましたが何とか峠越えに成功。高崎から17号に乗って後はひたすら進むだけですが、この辺から雨が土砂降りになってきました。加えて日没を迎えたこともあって、視界がずごい状態に。実は私、若干鳥目っぽい傾向があるので、こういう状況で運転するのってすごくイヤなんですよね。それに関東の道って街灯が少なくて、バイパスのくせに中央分離帯のない片側1車線道路とかだったりするので、なおさらイヤなんですよ。これも、バカみたいに広い道ばかり走り慣れてる北海道人っぽい発言ではありますが。
それでもなんとか、午後11時には帰宅することが出来ました。総走行距離は592.8km。1日の半分近くを2日間に渡って走ってもそれだけかと思ってしまいますが、それも北海道人の発想。ある意味アメリカナイズされた思考です。次に遠出をするときは…そうですね、もう少し良いクルマで高速に乗って名古屋あたりまで行ってみたいものですね。