2005年06月13日
ジャンカルロ応援記(4)〜カナダGP編
時差の関係で月曜の掲載となりました、ジャンカルロ応援記。今回は北米2連戦の初戦、カナダGPです。ニュルブルクリンクではスタートで躓きながらも入賞を果たし、ここモントリオールでも期待がかかります。
ジャンカルロ・フィジケラ カナダGP成績
フリー走行1:7位/1'17.281
フリー走行2:6位/1'15.846
フリー走行3:2位/1'15.758
フリー走行4:4位/1'14.746
予選 :4位/1'15.577
決勝 :リタイヤ/油圧系(32周目)
最速ラップ :5位/1'14.890(24周目)
今回のレースは、今年一番悔しいレースでした。スタートではフロントロウの2台がもたつく間に一気にトップを奪取。その後も、後ろにつけるアロンソにゴチャゴチャ言われながらも首位を快走。そんな、展開次第では勝利も見えていた中でのハイドロ系のトラブルです。口の悪い人の中には、フラビオがアロンソを勝たせるためにジャンカルロが不当な扱いを受けているという人もいますが、今回ばかりはそう思いたくもなってしまいますよね。もちろん、F1はチームタイトルも争うスポーツですからそんなことはありえないのですが、ここまでのトラブル発生率をみれば、そういわれても仕方のない状況だと思います。
さて、ジャンカルロの後ろでギャーギャー騒いでいたアロンソですが、せっかく望み通り前が空いたというのに、モントーヤから必死で逃げようとしていた39周目にウォールにヒットして自滅しています。まあ、ピットストップ後の無茶なハイペースを見れば、どのみち終盤にブレーキを壊していたような気もしますし、ルノー勢は2台ともスタート前にオイルリークが見つかっていましたので、事故が無くても優勝できた可能性は低いかもしれませんが。それだけに、きちんとペースを計って周回していたジャンカルロにトラブルが起きたことが悔やまれるわけです。
それから、全く話は変わりますが、ギヤボックストラブルで長時間ピットに入っていた佐藤琢磨が中盤にコース復帰したことは、興味深い一件でした。チームはリタイヤ率の高いこのコースのことを考えて、諦めずに修復して周回を稼げば次戦の予選出走順が多少なりとも有利になることをわかっていたわけです。こうした動きが出ることは、少なくとも観客にとっては良いことでしょう。お客さんは1台でも多くのマシンが走っているのを見たいはずですからね。アメリカでは古くからこのファンサービス精神が浸透しており、NASCARなどでは出走した全車にポイントが与えられることから、多少のトラブルであれば今回の琢磨君のように修復してコース復帰するため、終盤でも非常に賑やかなレースが繰り広げられています。FIAがそのようなことを考えてこの予選ルールを策定したかは定かではありません(おそらくそんなことは考えていないでしょう)が、結果的にはファンサービスとなっていますから、評判の悪い現行ルールにもひとつくらいは利点があったといえるでしょう。
次回は舞台をインディアナポリスに移してのアメリカGPとなります。やっと上昇してきた機運が元に戻ってしまった感のあるジャンカルロですが、ひとまずは上位入賞を目指してがんばってもらいたいところです。
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