2005年05月29日
ジャンカルロ応援記(3)〜ヨーロッパGP編
予選方式が一発勝負方式に変更となったヨーロッパGP。
出走順はこれまでの予選1回目と同様、前戦の決勝成績の逆順となりますので、モナコでタイヤの問題から下位に沈んでしまったジャンカルロにとっては、少なからず不利なルール変更となってしまいました。
では、いつものとおりリザルトのおさらいから。
ジャンカルロ・フィジケラ ヨーロッパGP成績
フリー走行1:出走せず/ノータイム
フリー走行2:9位/1'32.842
フリー走行3:4位/1'31.778
フリー走行4:4位/1'30.071
予選 :9位/1'31.566
決勝 :6位
最速ラップ :7位/1'31.708(47周目)
今日のジャンカルロに関する話題は、なんと言っても最初のスタート時のエンジンストールに尽きます。F1界屈指の運の悪さで有名なジャンカルロですが、ここでもおなじみの展開となってしまいました。ホントに、どこまでついてないんだ…。
ムリヤリ良い方に解釈をすれば、これによって1コーナーでの大混乱を回避できたと言えないこともありませんが、やはりピットスタートでは6位まで挽回するのが精一杯でした。むしろ、普通にスタートを切れていたとしても、最終的な順位は1つか2つ程度しか変わらなかったかもしれません。タイヤの問題こそ無かったとはいえ、レース中のペースは平凡なもので、ファステストもアロンソから1秒近く離されてしまいました。
タイヤの問題といえば、ライコネンの事故は衝撃的なものでした。とはいえ、ある程度長くF1を観てきた人であれば、あの事故は予見していた方も多いのではないでしょうか。結果的にはフラットスポットに起因するバイブレーションからのサスペンショントラブルでしたが、ストレートエンドでタイヤが原因のクラッシュが発生するという恐れは、私も抱いていました。解説の今宮・川井両氏も同様だったようで、ライコネンの異常なオンボード映像が映るたびに「ああ、見たくない」と呟いていたのはそういうことでしょう。
世間では、タイヤ交換が原則禁止となった今年のレギュレーションが事故の原因という見方が大勢を占めていますが、個人的には少々お門違いのような気がします。今回の事故は、59ラップの決勝を走ったことによるタイヤの摩耗から起きたことではなく、ライコネンが周回遅れのヴィルヌ−ヴをパスする際にタイヤをロックさせてフラットスポットを作ってしまったこと、そしてそんな状況でもピットインしなかったことが原因です。誤解されているようですが、あのような状況では1本だけのタイヤ交換は許可されています。また、もし仮にこれがタイヤの摩耗が原因の事故であったとしても、それはタイヤメーカーとチームの責任ではないでしょうか。シーズン途中で突然ルールが変更されたのならまだしも、予選・決勝を1セットのタイヤで走らなければならないことはシーズン前に決まっていたことなのですから、タイヤメーカーとチームはそれに対応できるタイヤを製造し、選択する義務があるはずです。
ただし、これは私がタイヤ交換禁止ルールに賛成しているということではありません。タイヤ交換が出来なくなったことにより、ピットインによって形勢逆転劇が見られなくなったことは、確実に観る側の楽しみを奪っているからです。コスト削減やスピード抑制が必要なことも理解できますが、1レースタイヤ交換禁止というのはあまりに飛躍しすぎていると思います。タイヤ交換を制限するにしても、GTのように給油と同時の交換は禁止するなど、段階的な抑制策はあったはずです。今のルールでは、タイヤがダメになったらそれでお終いです。これでは見る側にとっても走る側にとっても、何のメリットもありません。
話がすっかりジャンカルロのことから逸れてしまいましたが、次戦は彼が抜群の成績を残しているカナダです。こんどこそ、彼の話題だけでこの連載が書けるような展開になることを祈って待ちましょう。あとは、薄幸コンビの片割れであるニック・ハイドフェルトも好調なだけに期待したいところです。
comments
へー、ジャンカルロとハイドフェルトって運が悪いのか
なんかシンパシー感じるな。
あと、こないだは相談にのってくれてありがとう。
散々苦労したが東芝のサポートセンターの兄ちゃんに
電話して色々いじってみたら復活したよ。