2005年03月26日
NW-E99 その2
引き続きNW-E99のレポートです。
既にDoCoMoのSO505iSをミュージックプレイヤーとして使用している私のPCにはSonic Stageがインストールされているので、ここでは割愛します。まあ、どっちみち使わないんですけど。
底というか、本体左側面にバッテリーとUSB端子のふたがあります。ファイル転送時はここにUSBケーブルを接続してPCとリンクします。実に面倒くさいです。オプションでもいいからクレードルの設定があれば良かったと思うのですが。

PCと接続すると本体の液晶に「Connected」と表示されますので、ここで付属CDからMP3 File Managerのインストーラを起動します。インストールはPCではなく、NW-E99側に行われます。従って、接続のたびにエクスプローラ上からプログラムを探して実行する必要があります。これもかなり面倒なので、PC側にショートカットを作成しておくのがよいでしょう。ただし、NW-E99を接続しない状態でPCを起動させた場合アイコンが表示されませんので、プログラムをHD上の適当な場所にコピーしてアイコンのリンク先を変更しておくなどの工夫が必要です。
実際の使用は極めて簡単です。上のイメージのように、エクスプローラ上からD&Dするだけです。管理は全てフォルダ単位になります。このフォルダが本体上では「グループ」として扱われ、グループスキップなどの際に使われます。フォルダは階層分けできませんが、階層を持つフォルダを転送した場合はそれぞれ別のフォルダとして転送してくれます。全てのファイルはフォルダ内に格納する必要があります。アルバム単位でフォルダを作成していてそれを転送する分には問題ありませんが、曲単位で転送したい場合は適当なフォルダを作成してやる必要があります。ところが、MP3 File Managerにはフォルダの作成機能がありませんので、PC上で作成してから転送してやる必要があります。これだけでも面倒だというのに、なんと空フォルダの転送は出来ないという素敵なおまけ付きです。従って、上のイメージのように「一時フォルダ」や「Variety Artist」といった、曲単位での転送用のフォルダを常駐させておくのがおすすめです。
曲の転送が終わったところで、いよいよ音質についてのチェックです。今回は、リファレンス用にソニーのDJモニター用ヘッドフォンMDR-Z300を使用しました。
ソニーのモニター用ヘッドフォンの中でもかなり安価な部類に入る製品ですが、オーディオファンの間でもそのコストパフォーマンスにはなかなか定評のあるモデルです。モニター用なので聴いていて楽しいタイプの製品ではありませんが、ソースや機材のチェックには最適で、私も5年以上愛用しています。余計な味付けが無く比較的原音に忠実な再現力が特徴で、何よりシリーズ中でもっとも軽量であるところが魅力です。ただ、流石に5年以上も使っているとハウジングの劣化が目立ってきているので、今の内にもう1つ抑えておこうかとも思うのですが。
ソースとして使用したのはSING LIKE TALKINGの1995年作品「DISCOVERY」から「Keeps Me Running」。10年前の作品ですが、サウンドが良く作り込まれていて情報量も多く、新しいオーディオ機材を導入した際は必ずこの曲で試し聴きをしています。逆に言えば、この曲が快適に聴こえるものが私好みのサウンドという事にもなりますが。
エンコードはCDex+Lameで行い、ビットレートは128kbps・192kbps・320kbpsを用意します。それぞれを聴き比べた第一印象は、ビットレートによる情報量の差が思ったよりも大きいな、というところです。以前使用していたiriverプリズムの場合、160kbps以上にしてもさほど感じられなかった差が顕著に感じられます。とはいえ、ファイルサイズのコトを考えると320kbpsは現実的ではないので、160kbpsか192kbpsあたりが妥当なところでしょう。128kbpsだとかなり帯域が制限された感じで物足りなさが残ります。プレーヤー自体としての特性は、高域が少しきつめである点以外は、割とバランス良くまとまった音を出してくれます。ただ、ホワイトノイズの多さは若干気になるところです。密閉型ヘッドフォンやカナル型イヤフォンで使用した場合は耳につくかもしれません。
私の場合も、実際にアウトドアで使用する際にはMDR-Z300はさすがに邪魔なので、現在メインで使用しているカナル型のMDR-EX70SLかMDR-EX51SPを当面は使用する事になります。手頃なところだと、SHURE E2Cあたりに換えてみるのが面白そうだと思うのですが、それはまた今度ということで。
とりあえずNW-E99の総括としては、一応ソニーだけあってそこそこの音は出す製品といったところです。MP3プレーヤーという性質上、エンコーダやヘッドフォンに左右される部分は多くなりますが、そこをあれこれ考えるだけの価値はある製品と言って良いでしょう。私のように、ソニーのフラッシュメモリプレーヤーが欲しいけどSonic Stageは使用する気になれないという方(かなり条件が限定されてますが)は、機会があれば確保しておいて損はないかもしれません。


comments
どうでもいいが、うちのPC(会社のPCもだが)のゴミ箱は「萌えるゴミ」で統一されておる。
ヘッドフォンなど、高校のときに買ったMDR-CD570が未だ現役。観賞用というより録音時のモニター用。うちのも耳あて部分がボロボロなんで、交換パッドを買おうかと。
ちなみに、ノートPCでDVD観賞用にMDR-EX71を買ったのだが、昔使ってたウォークマンWM-DX100付属のイヤホンのほうが音がいいように思う。あれどこにいったかな…
オレも最初は「萌えるゴミ」にしてたのよ。
でもよく考えたら、萌えるんだったら捨てちゃいけないんじゃないかと(w
それで「萌えないゴミ」にしたわけ。
WM-DX100というと、バブル期の「プロフェッショナルウォークマン」だね。
あのころのオーディオ機器は開発にもちゃんと金がかけられてて、現在でも十分通用するものが多いからね。
NW-E99の付属イヤフォンなんて、聴いた瞬間ゴミ箱に放り込みそうになったよ、マジで。
ソニー製品ならMDR-EX81SLあたりは興味あるけど、アレは耳かけ式だからなぁ。
ノイズキャンセリングフォンのMDR-NC11とかってどうなんだろう…。
しばらくはイヤフォン選びで悩む事になりそうです。
聴いた瞬間ってのは音悪いだろうね。
EX71も最初の数時間はあまりにひどい音でソニーもここまで堕ちたか、とがっかりしたが、いまはそこそこの音に。
それでも「そこそこ」なんだよなあ。